8月8日(日)
昨年から、気になっていたブラウンの渓。いるといっても数えるほどじゃないの?って
感じで半信半疑だが、出かけてみました。今回はまたまたEさんとのルアーとのコラボ
釣行です。人気の渓のようなので6時前に到着。どうやら一番乗りのようだ。
渓におりてみると、渇水気味というものの川幅いっぱいに水が流れ、良さそうな
ポイントが点在している。どういうところで出るのかわからないので、イワナのポイント
を重点的にこまめに流すも全く反応なし。Eさんの方もあまり反応は無いようだ。
1時間半ほどやったところで、小場所というべき小さな反転流に出くわした。
いつもなら反転流の頭(入り口)からやるのだが、その少し下流の全く流れの
ない水面に先にフライを落としてみた。すると茶色い塊が急浮上してきて、
EHC #12をパクリ!!ゴンゴンっていう感じのイワナのようななかなか
強いヒキ。しかし諦めが早いのか案外簡単に寄ってきてネットに収まったのは
はじめて実物をみる
ブラウンちゃん24cmでした。
なかなかの良型
ホントにいたんですねえ。。。しかしあんなショボイところで出るかー?
たまたまだろうとイワナ、ヤマメの好きそうなポイントを叩いたが全く反応ナシ。
するとEさんにも待望の一匹が釣れたようだ。それも27cmの丸々と太った
ブラウンちゃん。やはり流れがないようなところに潜んでたのを引きずり出した
そうだ。
それからも、俗に言う1級ポイントではなんの反応もナシ。たまに反応がある
のは、流れが全くなく膝下くらいの水深のところだけだった。
そんな調子で
『ここはおらんやろ?でも叩いとこか。』
ってな感じでアントパラシュート#12を小さな水溜りに放り込むと、
うわっ 出た!!
ブラウントラウトなのにちょっぴり銀ピカの20cm
極端に浅くなり、全く反応がなくなったが脱渓点がわからず、だいぶ遡行してから
林道に出た。するとここはホントに人気の渓だったようで、いたるところに釣り人や
釣り人らしき車があり、ビックリ。しかも会う人が皆、
釣れない!! と、
言うので午後は渓を換えることした。
以前から気になっていた谷を新規開拓するため、約1時間の移動。空腹をこらえて
やっと地図通りたどり着いたそこには
川がない!! 川と呼ぶにはあまりに寂しいボサ小川。
でも国土地理院の地図によると約2km林道が伸びているはずなので、
あぜ道を進んで行くと100m程で車止め。
『国土地理院さん。ちゃんと測量してくださいよ。ホントニ
途方に暮れ、以前行った渓に移動したが真夏の真昼間で足跡くっきりでは
釣れるはずもなく16:30 納竿。
結局、今日の釣果はブラウン2匹のみで午後はさんざんであったが、思い出に残る
釣行になった。
余談:ブラウンの渓で出逢ったエサ釣り師が言ってたのだが、約20年くらい前に
この渓に来たときはブラウンはおらずイワナ・ヤマメが良く釣れたらしい。それが
今、この区間はイワナ・ヤマメはほとんど見ることもなく、たまに釣れるのはブラウン
だけであるようだ。
しかしブラウンに罪はないのだから、元気にこの渓に棲み続けてほしいと思いました。